なんのへんてつもない週記(覚えてたら金or土更新)

その週に起こったことを自由に書き連ねるものです。

おれの好きなアニメの解剖

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今回は、ガンダム00に込められたものの考察的なのをしていきたいと思います。

一周しただけの素人意見ですが読んでくれると嬉しいです。

 

まず、00のテーマはこれらに分けられると思うんですわね。

「戦争」「神」「ファーストガンダムへの挑戦」

まぁ、「戦争」っていうのは00にとってのもう大きなテーマだと思うんですよね。

イオリア・シュヘンベルクの掲げた「戦争根絶」を胸にソレスタルビーイングガンダムプトレマイオスを駆ってたので。

それで世界をひとつにまとめることを最終的には実現させて、ELSとの対話も成功させたわけですから。

戦争っていうテーマに乗せて、人と人との和解だったり、分かりあうっていう根底のことを描いたのかなと思います。

実際にロックオンも、マリナも、ELSも、刹那と分かり合えましたしね。

「神」っていうのは、より刹那が主軸になっているテーマだと思います。

そもそもKPSAに所属していた刹那は、サーシェスから「これは神の御前に捧げる戦い」って名目で戦争をやらされてた幼少期がありますが、そこで刹那は神なんかいないと悟るわけですね。

しかし突然やってきた、リボンズが操る0ガンダムを見たことでそれを神だと思うように。

で、その思いからソレスタルビーイングに入ってエクシアパイロットになって、戦争根絶のために奮闘して。

俺がガンダムだ」ってセリフも、戦争根絶のための機体であるガンダムになる、つまり戦争根絶を成し遂げる者になるって意思がありますし。

それを踏まえて、刹那はリボンズとの最終決戦で「また俺の前で神を気取る気か」って言ってますが、ということは刹那はまだ少なからずリボンズのことが神に見えてるってことなんじゃないでしょうか?

神と言っても邪神くらいにしか思ってないと思いますが。

リボンズは人類を支配しようとしていて、それを正すために神を堕とす決断をした。

つまりこの戦いは刹那が「神なんていない」→「ガンダムは神になれる存在」という思考の変化があったように、「ガンダムは神」→「神は正しい存在とは限らない」というふうに考えを変えたんじゃないかと。

神を討つことが戦争根絶に繋がると。

と、神を倒して世界を平和にしたはいいものの。

ELSと対話を成功させて、母性に旅立ち、ELSと同化してしまった刹那は、神に等しい存在になってしまったのかもしれませんが。

最後に「ファーストガンダムへの挑戦」ですね、これは俺的には一番大きなテーマだと思ってます。

そもそも最初にGNドライブを搭載された機体が0ガンダムですが、その見た目が完全に初代ガンダムなんですよね。

で、それを操縦するのもリボンズと。

リボンズの声優は大型新人声優の蒼月昇という方で、初代ガンダムパイロットであるアムロ・レイの声優と非常に関わりが深いんですよ。

で、リボンズが決戦に選んだリボーンズガンダムガンキャノンガンダムを合体させたような見た目で、初代作品へのリスペクトがされていて。

それを刹那がエクシアやダブルオーを駆使して撃破する。

ガンダムシリーズの原点であるファーストガンダムへの挑戦状というか、それを超える意識というか。

そして刹那の「俺がガンダムだ」という発言も、初代ガンダムという存在を上回るという気持ちが込められてるとも思えます。

製作陣がそういう考えで作ったかは知りませんけど、そうだと思いますよきっと。

 

ね。

1人語りでした。